2013年8月24日土曜日

術後3ヶ月

いつも娘のみらいと私たち家族を応援してくださり誠にありがとうございます。

本日で術後3ヶ月を迎えました。4月29日に宮崎を発ちSickkidsへ着いてから25日間と短期間でドナーに巡り会うことができ、今元気に過ごせているのも、つらい現実の中大きな決断をしてくださったドナー家族と、ご支援・ご協力をしてくださった皆様のお陰と心より感謝しております。

Sickkidsへ入院してからの娘は手術を受けるためにここへ来たこと。そしていつ行われるか分からない手術への恐怖で精神的に不安定になっており、夜になると「みーちゃん死んじゃうの?」「手術は痛いの?」「死んだらどうなるの?」とよく聞いてきていました。私たちは「手術は寝ている間に終わっちゃうから痛くないけど、終わった後が痛むかな・・・」「でも、痛み止めの注射するから大丈夫だよ!」「みーちゃんは絶対に死んだりしない!!」と励ますことしか出来ませんでした。

すると娘は「パパやママはこの手術したことがあるの?」と尋ねてきました。もちろんしたことの無い私たちは「ないけど先生が言ってたから大丈夫!」としか答えられず・・・娘は「じゃあ分からないんだね!!代わってよ!!」と泣くことも多々ありました。

なぜ娘にこんなつらい試練が与えられたのだろうと辛く悲しく、そして代わってあげることも出来ない何もしてあげられない自分の無力さにただただ悔やむ毎日でしたが、今の娘は「手術のあとはやっぱり痛かったけど、液体の薬がたくさんあったほうがきつかったわ!!」と笑顔で話しています。

そんな娘をみて私たちも手術が受けられて本当によかったと心から思っております。術後も色々な制約や生涯服用しなければならない薬など娘にはありますが、取りもどした物・得た物は多く幸せを感じながら日々を過ごしております。

来月初旬には3回目のバイオプシーの予定です。バイオプシーの検査を終えるたびに帰国へ近づいていることを感じ娘は「いつになったらお友達に会えるかなぁ~」と言っております。お気に入りのピンクのランドセルを背負って学校へ行く姿を想像できる幸せに私たち家族も自ずと笑顔が絶えません。あっという間の三ヶ月でしたがこれからも気を緩めること無く娘の体調管理に努めて参りたいと思います。

写真で抱っこしているぬいぐるみは手術を終えた娘の側にずっと寄り添ってくれたぬいぐるみです。担当の看護師さんが頑張った娘へとプレゼントしてくださって、三ヶ月間ずっと娘と一緒に過ごしてくれた大切なお友達です。娘はこのぬいぐるみを気に入りよく抱っこしています。