2013年7月31日水曜日

お友達

いつも娘のみらいと私達家族を応援してくださり誠にありがとうございます。

先日、トロントに移住されている宮崎出身の方がお子さんを連れて遊びに来てくださいました。
こちらにきて同じ年齢の日本語がしゃべれるお子さん達と触れあうことがあまりなかった娘にとって、久しぶりのお友達。はじめは互いに人見知りをしてなかなか一緒に遊べませんでしたが、すぐに打ち解けおしゃべりをしたり、一緒にパズルをしたりと笑いながら楽しそうに遊ぶことが出来ました。
お友達はフランス語と日本語が話せると聞いてちょっぴりフランス語にも興味を持ったようで「こんにちは」は「ボンジュール」って言うんだって英語は「ハローだね」と教えてくれました。


 
スパンコールとピンで作製する飾り物がお子さん達も楽しめて良かったとご紹介頂き、娘にも良いのでは?といって素敵なプレゼントをいただきました。
細かい作業の大好きな娘はすぐに気に入り夢中になって作製。キラキラと輝き素敵な壁飾りが出来上がりました。

親は懐かしい宮崎の話に花を咲かせ。子どもたちは笑い声を上げながらおしゃべりにゲームで親睦を深めてと、とても楽しい時間が過ごせました。
娘を通したくさんの方とお知り合いになることができ、「人とのつながり」という大切な宝物を私達家族は得ることができました。この繋がれたつながりを感謝しながら大切にしていきたいと思います。

2013年7月29日月曜日

「OMATSURI」 渡航3ヶ月

いつも娘のみらいと私達家族を応援してくださり誠にありがとうございます。

本日は近くで日本人のイベント『「OMATSURI」があるので行きませんか?』とこちらでお知り合いになった方にお誘いを頂き行って参りました。

お祭りが大好きな娘。昨年の夏は入院していたため全く行けず残念がっていました。そして先日、「日本はお祭りが今いっぱいあっているだろうね!!」「今年も無理だね・・・」「来年は浴衣着てみんなで行きたいね!!」と話していた矢先のお誘いだったので娘は飛び上がって喜んでいました。

イベント前日は、「日本語しゃべれる人がいっぱいいるのかな??」などとワクワクしてなかなか寝付けず。朝も「いつになったら行くの?」「何時に行くの?」とそわそわ。。。会場まで徒歩20分の道のり、足取りも軽やかでいつものリハビリとは比べものにならないほどでした。

イベントの祭りは日本のお祭りとは少し違いましたが、異国の地で日本の文化に触れ、日本語で会話ができ、まるで日本へ帰ったような不思議な気持ちになりました。久しぶりにたくさんの方々の日本語を聞いたので娘もよほど嬉しかったのか「あの人も日本語しゃべってる」などと周りをキョロキョロ   本当に楽しかったようです。

こちらカナダでもたくさんの方が私達家族をに救いの手を差し伸べてくださっています。先日は、宮崎の大学に通ってらっしゃる学生さんが8月いっぱいまでワーキングホリデーで同じトロントへいることから娘のお見舞いに来てくださいました。一緒に遊んでもらったりおしゃべりをしたりと娘も楽しい時間が過ごせました。異国の地で言葉も上手く伝わらず不安でいっぱいの私達に優しくしてくださる方々。そして日本で娘の回復を温かく見守ってくださっている方々。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。


2013年7月27日土曜日

クッキング

いつも娘のみらいと私達家族を応援してくださり誠にありがとうございます。

暑かったり雨が降ったりで外へ出られない日は時間を持て余してしまうので、一緒にクッキングを楽しんでいます。

今回はマフィンにチャレンジしてみました。材料を一つずつ計量して混ぜる・・・ただそれだけのことでも、娘にとっては楽しくワクワクするようです。出来上がるまでは番人のようにオーブンの側を行ったり来たり・・・でも甘く良いにおいが漂ってくると「もうすぐだね!!」「美味しそう」と目を輝かせて膨らんでいくマフィンを眺めていました。

宮崎の病院に入院中、よくお姉ちゃんがクッキーを作って持ってきてくれていました。そのクッキーを食べるたびに「みーちゃんもクッキー作りたいなぁ~」「お姉ちゃんのクッキーってどうやって作るのかなぁ~」とお姉ちゃんを羨ましく思いつつも、愛情たっぷりのクッキーを美味しそうに食べながら、看護師さんに「みーちゃんのお姉ちゃんが作ってくれたの!!美味しいよ!!」と自慢していました。

1月にみらいが入院してから私も付き添いでずっと病院で生活していたので、お姉ちゃんはおばあちゃんの所に預けていました。病院へ持ってくるクッキーは誰にも頼らず「一人で作った」のだといつも笑顔で話してくれました。きっとさみしかったはずなのに一度も寂しい・つらいなどと弱音を吐くことはなく、いつもみらいの心配ばかりしていたお姉ちゃんは私の知らない間に大きく成長していました。

きっとみらいが病気と闘っている間、お姉ちゃんも寂しさと戦い子どもながらに成長したのだと強く感じました。喧嘩もよくする姉妹ですがこれからも姉妹仲良くずっとずーっといてほしいと思います。

本当に家族が一緒に過ごせることのありがたさを感謝すると共に一日一日を大切に過ごして参りたいと思います。

2013年7月23日火曜日

検査結果(2回目)

いつも娘のみらいと私達家族を応援してくださり誠にありがとうございます。

本日外来にて検査結果を聞いて参りました。検査結果は「拒絶反応なし」でした。毎回検査結果を医師から直接聞くまで安心はできませんが、娘が新しい家族と仲良く出来ている証拠なので「拒絶反応なし」の結果はとても嬉しいです。また帰国へ向けて一歩前進できました。

トロントの夏は私達が住んでいる宮崎とは違い湿気も少なく過ごしやすいのですが、紫外線がとても強いので紫外線対策の帽子と日焼け止めは必須です。公園でも日陰で休憩しながら遊んでいます。

明日で術後2ヶ月になります。最近は足の筋力も随分つき、歩ける距離・早さ共に延びてきました。走ったり・縄跳びしたり・バドミントンをしたり・・・とても活発な娘の姿に毎日元気をもらっています。

帰国したらお友達と「逃走中」や「密告中」をするのだと今から楽しみのようです。また、来月にバイオプシーの検査があります。娘がいつも良い状態でいられるよう今後も細心の注意を払って参りたいと思います。


2013年7月20日土曜日

お散歩

いつも娘のみらいと私達家族を応援してくださり誠にありがとうございます。

娘は体調を崩すこともなく元気に過ごしておりますが、日中は日差しが強く暑いため気候と娘の体調を見ながらリハビリの散歩へ出かけています。

最近の娘のお気に入りはGoogle earth を開き日本をお散歩することです。はじめは懐かしい自宅周辺や校区内を見て回り、「お友達の家はここの近くだ!!」等と言いながら懐かしい景色を見て目を輝かせていました。次第に「よし!!フェニックス動物園へ行こう!!」と言い景色を楽しみながらカーソルを進め動物園に到着♪動物園の入場ゲートへ着くと「えぇ!?なんで?」と言いながらマウスをカチカチと鳴らしながら首をかしげ「あれ?入れない・・・」

なんと娘はこのまま動物園の中まで入り動物を見て回れると思っていたようです。納得がいかなず、近くにいた主人に「なんで入れないの??」と詰め寄る娘に主人が返した言葉は「入場料払ってないから中には入れないよ!!」と・・・返答。その答えに娘は「あっ!そっか・・・」とすんなり納得!二人の、ほのぼのとした会話にとても幸せな気持ちになりました。

そして「じゃ!帰ったらフェニックス動物園に連れて行ってくれる?象さんが見たいの!」と主人におねだりしていました。帰国したら娘との約束を果たすために忙しい日々が待っていそうです。

娘との約束は明るく楽しい気持ちになります。懐かしの宮崎の地を見たからか「あと何回寝たらお家に帰れるかなぁ・・・」と娘も宮崎が恋しいようです。

早く海と緑のきれいな大好きな大好きな宮崎に娘を連れて帰ってあげたいです。

2013年7月17日水曜日

公園

いつも娘のみらいと私たち家族を応援してくださり誠にありがとうございます。

今日は、いつもと違う公園へ行ってきました。トロントの公園は夏休みに入ると水遊び場がたくさんあるようで、子どもたちは水遊びをとても気持ちよさそうにそして楽しそうにしています。

みらいが病気をするまではよく公園へでかけサイクリングをしたり海や川へ出かけていましたが、トロントの公園の広さと水遊び場の多さには驚きます。病院以外のプールは感染症がまだ怖いので遊具で遊びました。額に汗をかきながら走り遊ぶ娘の姿に本当に体力がついたな・・・ととても感じます。

術後食欲がすごいのですがやはり外での食事はおいしいようでいつも以上に食べてくれます。


2013年7月13日土曜日

バイオプシー(2回目)

いつも娘のみらいと私達家族を応援してくださり誠にありがとうございます。

本日2回目のバイオプシーを受けました。病院の伝達ミスでスタート時間が大幅に遅れて9時から検査のはずが12時スタートになってしまいました。娘は12時間の空腹と喉の渇きに耐えながら検査を待ち・・・「でも、終わったら美味しいクッキーがもらえるね!!」と検査後にもらえるクッキーを目標に頑張っていました。

毎回全身麻酔やバイオプシーのリスクの説明を受けた後この検査を受けます。時間は1時間弱ほどですが、いつも娘が私達のもとへ戻ってきて麻酔が切れるまで心配はつきません。

検査が終わり2時間ほど処置室で安静にした後、帰宅を許可されるのですが目が覚めるとすぐに「お腹すいた・・・」「のどかわいた・・・」と言ってきます。(その言葉を聞くとホッとします。)
そして念願のクッキーを看護師さんが「頑張ったわね」「お腹すいたでしょう」といってジュースと一緒に持ってきてくださいます。娘は日頃あまりクッキーは食べないのですが、検査後のクッキーは格別らしく「おいしい♪」と言って6枚ほどぺろりと平らげてしまいます。

検査結果は、1週間ほどかかるため次回の外来22日(月)に知らせていただけるとのことですが、異常があった場合は早めに連絡があるそうです。次回の外来まで連絡がなかったら「異常なし」と思って良いとも言われましたが、直接「異常なし」と聞くまではやはり安心できません。

娘と新しい家族が仲良くしていることを願いながら結果を待ちたいと思います。

2013年7月9日火曜日

クリニック

いつも娘のみらいと私達家族を応援してくださり誠にありがとうございます。

前回の外来から2週間おきの外来に変わりましたが、体調を崩すことなく日々を過ごせております。本日は採血・診察・エコー検査でした。診察でも状態も良いとお褒めの言葉を戴きました。移植手術から47日経ちましたが、今日までに身長が2.5cm伸びていました。体重は術前の体重にやっと戻りました。
術後から食欲旺盛でよく食べる娘ですが代謝が良いのかなかなか太らず・・・「医師にもしっかりお肉も食べているの??」と尋ねられてしまうのですが、本当に驚くほど食べているのに身につかず・・・どうしたものかと悩んでしまいます。幸せな悩みです。

ですが、体調・状態共に安定しているので一安心です。

今週の金曜日は2回目のバイオプシーも予定されております。このままの良い状態を保ち万全の体調でバイオプシーが受けられるよう細心の注意を払って参りたいと思います。

2013年7月8日月曜日

七夕

いつも娘のみらいと私たち家族を応援してくださり誠にありがとうございます。

今日は、七夕でしたね。。。昨年の七夕は七夕飾りを見つけるたびに短冊に娘は「病気が治ってお友達と遊ぶ!!」私は、「また元気になって家族で過ごす」と書き続けました。
一昨年までは、願い事に「○○出来ますように!!」と書いていた短冊。昨年は、娘も私も「○○する!!」と書いていました。今思えば互いに「願い」ではなく「決断」だったような気がします。

その願いが叶い5月23日に娘は心臓移植手術を無事に受けることが出来ました。娘の病気に「完治」はないため「病気が治る」ということは出来ませんが「元気になる」ことはできました。

現在は、術後念願だった「うつぶせ寝」が出来るようになり喜んでいます。昨年の6月29日に病気の告知を受け、その日から180度変わった娘と私たちの生活・・・今は少しずつ病気前の生活を取り戻す為に家族で日々を過ごしております。

今年の願いは、娘は「早く学校に行ってみんなと遊ぶ!!」「バーベキューと花火をする」私は「家族でこれからも笑顔で一緒に過ごす!!」です。

家族がそろって笑い合える・一緒に食事が出来る・これからの思い出が作っていける・どれも当たり前と以前は思っていましたが、この「当たり前」は宝の時間!!これに気づけた今、大切に大切に過ごして参りたいと思います。

2013年7月5日金曜日

Sickkids病院

いつも娘のみらいと私達家族を応援してくださり誠にありがとうございます。

こちらSickkids病院には、心臓外科と集中治療室に日本人医師が一名ずついらっしゃいます。(私どもがお世話になった方以外にもいらっしゃったらすいません)
異国の地での言葉の壁・医療の違いに戸惑っていた私どもにとってとても安心できる心強い方々です。

偶然にも、娘の手術はその日本人の先生が執刀してくださいました。術前・術後も通訳を介さずに手術のリスクの説明・術中の娘の様子などを直接聞くことが出来る事は不安や疑問を自分の言葉で伝えそして先生の言葉をしっかりと自分たちで理解できるのでとても安心できました。後で分かったことでしたが、数日時期がずれていたら先生は学会のため日本へ一時帰国されていたとのこと。先生がカナダにいらっしゃる間にドナーと巡り合えて本当に良かったと心から思いました。

そして、術後ICUでたくさんのチューブや点滴につながれ、不安なときにはICUの日本人医師が助けてくださいました。医療通訳もおらず私どもの片言の英語ではコミュニケーションが上手く行かなかったときなどはすぐに駆け付けてくださり「心配事はないですか?」「質問はないですか?」と優しく接してくださいました。

移植手術の一番不安で大切な時はいつも日本人の先生方がサポートしてくださったので本当に心強かったです。

病院へ行くことも少なくなって来たので最近は自宅で勉強をしたり、リハビリのエクササイズをして過ごしております。帰国して学校の授業について行けるよう少しずつ勉強も再開しています。
娘の勉強を見ながらまた学校へランドセルを背負って歩く姿を想像しとても幸せな気持ちになります。娘は、「勉強するよ!!」と声をかけると「えぇー・・・」ととても残念そうな顔をしますが、国語と算数を頑張っています。