2013年6月11日火曜日

バイオプシーの結果

いつも娘のみらいと私たち家族を応援してくださり誠にありがとうございます。

カナダ時間5日(水)に術後初めてのバイオプシー(心筋生検)を行いました。(バイオプシーは拒絶反応を知るためにとても大切な検査です。)前日の12時から絶食し7時に病院へ行き、8時45分から10時まで全身麻酔にて検査が行われました。
この検査は、娘の病気が分かって1度行ったことがあったため、娘も検査の段取りなど理解し、落ち着いた様子で検査を受けることが出来ました。検査前の麻酔科の先生にしっかりと「麻酔のフレーバーはオレンジが良い!!」とアピールしていたのには、我が子ながらしっかりしているなぁ~と思わず笑ってしまいました。

結果が本日まで分からないことからご報告が遅くなり申し訳ありませんでした。
検査結果は、『拒絶反応なし!!』とのこと。ホッとしました。
次のバイオプシーは6週間後の予定だそうです。

術後の経過はとても良く、先週の月曜日には薬が2種類少なくなりました。1種類は娘がとても苦手とする液体の薬だったので大喜びでした。娘は大人でも苦戦しそうな大きな錠剤も上手に飲むことが出来ます。その姿を薬剤師さんが見て「私でもなかなか飲めない大きさなのに!!」「エクセレント!!」と褒めて頂け、娘はちょっぴり自慢気です。

また、体の動きも良いことからフィジオセラピーも週3日から週2日となりました。これも、娘が自宅で自分なりにリハビリを頑張っているからと思います。
今回のフィジオセラピーは娘の大好きな自転車でした。病院の廊下をルンルンで乗っている娘の姿に嬉しく涙が出てきました。

日に日に回復する娘の姿を見て、移植医療のすばらしさをとても感じます。娘をこの様に側で支えることが出来ますのも、私たち家族をカナダへ送り出してくださった皆様とドナーのご家族・娘の中の新しい家族のお陰です。心より感謝いたします。

移植医療を受ける直前まで私たちの出した決断は娘の為に良いことだったのだろうか・・・と不安に思い悩んでいましたが、今私たちの目の前で元気に笑顔を見せる娘の姿を見てこれで良かったのだと心から思います。これから、薬や食事制限等々ありますが、また「当たり前の日常」が過ごせるようになる日も近そうです。この「当たり前の日常」は以前の「当たり前」とは違いキラキラと輝く宝物の日常です。この宝物を家族で大切に大切に守っていきたいと思います。


今後とも私たち家族を何卒よろしくお願い致します。